四つの機劇| Four Chances for Drama (2014)

「機劇」とは、 身体と空間を媒介に出来事をつくり、人が集い、対話する機会である瞬間芸術・演劇が、時を越えて残されるための物/出来事を「記述」する身体/譜面/絵/テキストから、演劇とはなにか? を考える試み

1, The Short Chatri /タイトルコール★_MG_9085

出演:中林舞

映像:いしいこうた、小道具:危口統之(悪魔のしるし)

日本人俳優・中林舞がタイで継承者がわずかとなってしまった伝統芸能“ラコーン・チャートリー”を現地に赴き、習得する。そこに中林自身の自己紹介や身体表現のボキャブラリーを重ね、篠田の演出で再構築を行うことで、残されてきた身体表現の時間軸と、現前するパフォーマーの身体と観客という時間軸、その異なるレイヤーを重ね合わせる。以下6つのパート構成からなる。

1 Introduction / 2 Take a cat roll / 3 How to learn / 4 In details / 5 One more rehersal / 6 To present

2, The 5×5 Legged Stool★_MG_9198出演:福留麻里

映像:いしいこうた

アメリカのダンサー、アンナ・ハルプリンの”THE FIVE LEGGED STOOL” (1962)のダンススコアをもとに、パフォーマンスをおこす。

ダンススコアには横軸がタイムライン、縦軸がパート(役)にわかれ、パートごとにセクション別のタスクが記載されている。

3, デッサン会 / Drawing the sketches_MG_0259miniモデル:辻村優子

観客自身がヌードモデルのデッサンを行う。4つのポーズを3分間ずつデッサンし、観客から「4つのなかで最も好きなポーズ」を多数決で1つ決定する。選ばれたポーズをその後20分間再度デッサンする。

演劇空間における観察と行為の対象を逆転し、通常の見る/見られるの関係性を問い直す実践としての作品。

4, 天使の視点 / The Viewing Point of Angel_MG_0341mini

出演: 齋藤桂太(渋家)

物語が演劇において始まるきざし、のテキストを見つける物語。上演は最終地点として設定されている。

テキストは、出演する齋藤桂太自身によってかかれ、篠田と齋藤のコミュニケーション(オーダー)の時間軸にそった記録と、1〜8場までで構成される。なお上演では、冒頭に台本全8場中の1〜5場までが配布され、観客はまず台本を15分間黙読する。その後その台本が篠田の演出によって演じられ、台本は俳優によって回収される。その後続きの台本を配布し、また上演するということが繰り返される。

【東京版の俳優: 大道寺梨乃(快快)、竹田靖、辻村優子、夏目慎也(東京デスロック)】

ALL PHOTOS BY KAZUYA KATO